ホームセキュリティー、防犯カメラを考える

ホームセキュリティーを考える(2)

■ホームセキュリティーの仕組み

 ホームセキュリティーの仕組みは、まず、一般住宅やマンション、企業施設などに設置してある各種センサーから電話回線を通じ、センサーが感知した異常を警備会社に伝達します。それを基に警備会社が現場に急行したり、状況により警察署や消防署に通報をするのです。一般家庭と警備会社が契約を結ぶこのシステムを、ホームセキュリティーと呼んでいるのです。具体的には、契約している住宅が留守宅になっている時に、窓を壊して侵入した者がいた場合、窓に付けられているセンサーがそれを感知して警備会社に異常を送信します。異常を受信した警備会社は、室内の他のセンサーの状況、例えば金庫に取り付けたセンサーなどの状況を調べて、人が侵入したのか、あるいは猫などの動物や突風などの偶発的な理由で窓に異常があったのかなどを分析し、それにより警備員を現場に派遣し状況を調べるのです。警備員が調べた結果、明らかに侵入者の形跡がある場合は警察に通報という流れになります。
 また、ホームセキュリティーはこういった防犯だけでなく、火災が発生した場合でもそれを消防署に通報して、火災発生を家人に知らせるといったことや、ガス漏れの感知なども行っています。必ずしも防犯だけというわけではなく、家人がいても、病気などで急に危険な状況に陥ったときに、非常ボタンを押すことにより警備会社に異常を知らせることも可能です。このようにホームセキュリティーは防犯だけでなく、介護など家庭内のあらゆる危機的状況を素早く知らせることにより、迅速に対処することが出来るシステムと言えます。現在、約10万世帯がこのホームセキュリティーを警備会社と契約しているそうです。増加する犯罪や高齢化社会に向け、今後ますますホームセキュリティーの需要も増加し、急速に普及していくことは間違いないでしょう。業者が増えてきていることからも容易にそのことが予想できます。

■ホームセキュリティーの問題点

 「警備業法」という法律により、各警備会社の業務は規定されているのですが、この中でホームセキュリティーは、「事務所、住宅、遊園地等における盗難等の事故の発生を警戒し、防止する業務」という、警備業法で言う一号警備という警備業種に含まれています。また、ホームセキュリティーは、警備器具を主に使用した管理システムとなっているため、実際に人(警備員)が対処するのは確実に異常が確認された場合に限られてしまいます。巡回や監視といった事前の防止策は、警備員が直接行うものではないのです。そして、あくまで機械であるセンサー類のため、誤動作が起こり得るということは認識しておかなければならないのです。
 もし警備会社と契約した場合、家庭内に各種センサー類を取り付けてもらうことになります。外見を損なわないように、無線式のものが多く使用されていますが、他の電気器具が発生するノイズの干渉を受けてセンサーが正常に作動しないということもあるのです。また、このセンサー類を設置することにより、壁や柱などに取り付けようのビス穴を開ける必要も出てきます。万が一センサーが異常を知らせたのなら、場合によっては警備員が現場に急行し、事前に預かっておいた合鍵を使用して留守宅に入り、今の状況を調べることになります。いくら警備員といっても留守中に自宅には入られたく無いという場合には、事前に警備会社との打ち合わせを厳密に行っておくことが、トラブル回避のために必要となります。そして、間違えないで頂きたいのは、ホームセキュリティーは犯罪そのものを防止することが出来ないということです。センサーが反応しない角度で、窃盗犯が侵入することもあり、ホームセキュリティーを導入しても住宅の防犯は完璧といえないのが現状なのです。ホームセキュリティーは被害を最小限に食い止めるための防犯対策として考える必要があります。

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最終更新日:2014/11/12

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