ホームセキュリティー、防犯カメラを考える

窓のホームセキュリティー

■窓は泥棒の侵入経路

 一戸建ての建築の場合、侵入者は玄関ドアから堂々と入ることなんてしませんよね。入るとすれば裏の小窓など、窓ガラスを破って入り込むケースが多いはずです。昨今のピッキング大流行によって、玄関ドア破りに関してはある程度のセキュリティー対策がされるようになりましたが、未だ窓ガラスは対策には乏しい状況です。窓も守ってこそ、真のホームセキュリティーではないでしょうか。そもそも玄関ドアのピッキングやサムターン回しは、ある程度の熟練した技術が必要となります。しかし、窓破りは石一個あれば簡単に出来てしまう侵入方法です。大きな音を出したくなければ、ガラス切りや熱を使って鍵周りを小さく破り、手を入れて鍵を回してしまえばそれだけで済んでしまいます。侵入によく使われるガラス割りの手口には、次のようなものがあります。

・焼き破り
鍵そばのガラスをライターでしばらくあぶり、ガラスが熱くなったところで塗れタオルを当て、熱の急激な変化でガラスを割る。ライターは持っていても怪しまれない。
・三角わり
鍵そばのガラスを、ドライバーでこじるようにして割る。割れた穴が三角形になるので この名がある。
・打ち破り
ハンマーや石などでとにかく打って破る。大きな音がしてもかまわない、荒っぽい侵 入法。

便所や風呂場など、家の裏手にある窓が狙われる可能性が高く、特に風呂場は「使わない時は人が居ない」ため、窓破りに好まれる侵入路なのです。

■窓格子の注意点

 便所や風呂の窓は、とても狙われる可能性が高い場所です。これを見込んで、格子を張り巡らせている家やマンションは多いのではないでしょうか。しかし、格子さえあればホームセキュリティーとして万全とはいえません。質の悪い格子の中には、成人男性がぶら下がれば体重で外れてしまうというものがあるため驚きです。それにしっかりボルトで固定してあっても、「外つけ」であれば、工具を持った侵入者に簡単に取り外されてしまう可能性があります。格子は内側からはめ込んであるか、壁に埋め込んであるものが防犯上の大前提となります。もしも格子が外つけであれば、ボルトの頭を潰して外せないようにするなどの工夫をしましょう。風呂場の格子つき窓は、湿気を逃すために開けっ放しにすることがよくありますが、これも危険な行為。風呂場の窓から中を覗けば留守だというのがすぐに分かるため、わざわざ知らせているようなものです。空き巣に入るために下見をしているわけですから、みすみす見逃すはずもありませんよね。格子を外してでも押し入られてしまう世の中ですから、ホームセキュリティーは万全にしておきたいものです。旧式のアパートならともかく、湿気は換気扇で抜くようにしましょう。

■窓ガラスの防犯対策

 昨今では窓が破られたり、勝手に空けられたりなど振動すればセンサーが鳴るようなものがありますが、やはり最初から破られにくいガラスを用いてこそ、窓のホームセキュリティーは万全といえるのではないでしょうか。一般家庭のガラスは、ハンマーやドライバーで簡単に割れるようなものがほとんどとなっています。中に金網を入れた「網入りガラス」というのもありますが、これは戦時中の紙テープ張りガラスと同じで単に「破片が飛び散りにくい」というだけです。そのため簡単に割られてしまい、金網の面からガラスがはがれてしまいます。「ペアガラス」といって、ガラスを二つ重ねて間に空気を入れたものは寒冷地の保温用であり、耐久性の面では役に立ちません。
 割れにくいガラスとは、「あわせガラス」と言われるものです。これは二枚のガラスで透明な樹脂や強化膜をはさんだもので、多少値段は張りますが、ハンマーの打ち割り、ドライバーの突き破りにも強いガラスとなっています。特にプラスチックとガラスをあわせた「ラミネートガラス」は、非常に強靭な強度を誇っているます。ガラスを取り替える余裕が無い場合は、窓ガラスに強化膜を貼り付ける手段もありますので、ネットで検索するか、ガラス屋に問い合わせて確認しましょう。

2014/11/12 更新

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